なんとなく日記

メインのブログでは書かない/書けない話をのんびりと書きます。

異動4ヶ月目

職場が変わって4ヶ月経った。

思えば、前の職場では何年も前から変わりたかった。でも踏ん切りがつかずずっと異動希望は出せてなかった。踏ん切りがつかなったのは、仕事自体は辛かったが、職場の環境はまあまあ良かったからである。

まず、自転車で通えた。大体40分ぐらいかかる。結構な距離だがいい自転車トレーニングになった。しかも途中からは淀川の川沿いを走れた。川の土手の上を走るのはとても気持ちが良かった。別の職場に行ったら、こんな素晴らしい通勤環境は望むべくもないだろうと思っていた。最悪、満員電車に揺られる可能性がある。

それから、服装はかなり自由だった。最低限、襟付きの服とジーパン不可、とは言われたけど、チェックのカジュアルシャツとベージュのカラージーンズで何も問題なかった。別の職場に行ったら、最悪の場合、毎日スーツの可能性があった。

それから、前の職場は、本当に仕事自体は大変で、週2ぐらいは残業しないと追いつかない状況だった。別の職場に行ったら全く残業がなくなるかもしれないし、逆に、毎日終電かもしれなかった。全く残業ないのはいいことだけど、月のものがウン万変わって来たりするので、それはそれで生活が成り立たなくなるかもしれない、と思った。逆に毎日終電だったら体が持たないと思った。言い方良くないが適度に残業があった。

要は、通勤と服装と適度な残業とでそれなりに生活はうまく回っていた。でも、でも、仕事自体が本当にどうしようもなく回ってなかった。その仕事が自分に合ってないことは自分には自明のことだった。それがもう本当ににっちもさっちもいかなくなったのを悟って、断腸の思いで毎年恒例の年度末の希望で、初めて「異動したい」にチェックを入れた。希望はあくまで希望で、ずっと居らされることもあるのだが、私の場合はすぐに異動の辞令が出た。

新しい職場は本社のようなところで、スーツ出勤やむなしだった。乗り換えなしの電車1本で繋がっていて、自転車通勤なんて望むべくもなかった(申請しても認められることはまずなかった)。仕事量は(そもそも前の職場と仕事の種類が違うけど)目に見えて減って残業の必要はほとんどなくなった。毎日帰って今日は何しようか、と考えれる余裕ができた。が、月々のやりくりはそうとうシビアになった。異動によって恐れていたことが全て起こったのである。これらが嫌で嫌で嫌でたまらなくて異動を渋っていたぐらいだったのに。

しかたがないので、とも言ってる間すらなく、目の前のことに一つずつ適応していかなければならないので、そうした。自転車通勤をやめて定期を買い電車で通うことにした。周りの雰囲気に合わせてスーツを着てと革靴を履くようになった。飲み会などを控えるようになった。

・・・あれだけ嫌がっていたのに案外適応できるものである。適応できるまで少しの時間と労力が要った。肝心の仕事は、福祉的対人援助関係からエクセルとずっとにらめっこするような仕事に変わって(こっちのほうが私の性に合ってるよ)、苦手なものと対峙するストレスから解放されて、ひとまずはホッとしている。結果として異動できて良かったわけだ。